11月19日(日)、練馬区の光が丘公園にて「全国都市農業フェスティバル」が開催されました。このイベントは都市農業に取り組む自治体や農業者が集まり、都市農業の魅力を発信、振興を図る目的で開催されたものです。
ねりせんでは有志メンバーが地域振興支援の一助として視察をしてまいりました。以下参加メンバーのレポートを紹介します。
当日は、練馬区を含む国分寺市や千葉県松戸市、名古屋市、京都市など全国の24自治体が参加されていました。「買う」「食べる・体験する」をテーマに、農産物や加工品を販売するマルシェや、練馬産野菜や名産品を使ったメニューを提供するキッチンカー約10台が出店。地元「練馬大根」や「こくベジ」(国分寺産の農畜産物の愛称)の即売や、「こくベジ」メニュー提供店のパンやジャムなど加工品の販売、京野菜の収穫体験企画もありました。
当日は多くの人でキッチンカーやマルシェは13時頃には売り切れ店が続出し、大盛況となっております。
「話す・学ぶ」がテーマのトークライブでは、練馬区や名古屋市、京都市で都市農業に携わる生産者らが地元野菜のブランディングや販路開拓等、各地の特色ある取り組みや将来に向けた都市農業のあり方をについて熱いトークが繰り広げられました。
トークライブで特に印象に残ったのは、練馬の多くの農家が相続の発生により農地を売却し、現在は農地を借り受けて農業を行っているとのことでした。練馬区で多くみられる新興住宅地街を想像すると少し切ない思いをもちました。
最後に、都市農業は商品開発、ブランディング、販路開拓、相続など企業経営にと課題が共通するものが多いと感じました。中小企業診断士として、またねりせんとしても支援の対象となりうる、大きな可能性を実感しております。